賞状書士の基礎知識

賞状書士の仕事内容・年収は?必要な資格・なるにはどうすればいい?

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賞状書士の資格を取った後、実際にはどのような仕事が出来るのか気になるという人もいらっしゃるのではないでしょうか?

仕事内容や年収といった、賞状書士としての仕事について気になるあなたに、賞状書士のなり方や必要な資格についてもご紹介していきます。

賞状書士の仕事内容

賞状書士という名前ですが、実際には「賞状」だけではない仕事内容についてチェックしていきましょう。

各種賞状

学校からの依頼であれば卒業証書や大会で受け取った賞状など、「賞状」と名の付くものに記名をします。

卒業証書であれば氏名はもちろんのこと、学籍番号や生年月日の筆耕も依頼されます。

近年では元号だけでなく西暦の指定をされることもあります。

ちなみにこの記事上の賞状は私が書いたものになります。

贈答品の表書き

お歳暮やお中元だけでなく、大会での景品などに表書きをします。

宛名書き

結婚式の招待状など、宛名書きを依頼されることもあります。

先方の住所によってはカタカナのアパート名を含むこともありますので、漢字だけでなくカタカナもしっかりと習得しておくと心配はありません。

感謝状

会社から顧客への感謝状や企業間での取引完了時に先方へ送る感謝状など、様々な感謝状があります。

クラウドソーシングでも依頼されることもある業務内容です。

席札

披露宴や会食などの席札への記名をします。

続柄や役職の記述もあります。

名札

記名をします。

式次第

学校であれば卒業式や入学式の式次第を、企業であれば入社式などの式次第を筆耕します。

祝辞・謝辞など

祝辞や謝辞といった、主に式典で使う挨拶文の筆耕をします。

ポスター

店舗の宣伝ポスターで使われる文字の筆耕をします。

デザイン会社と共同でポスターを作ることもあります。

熨斗紙

熨斗紙や熨斗袋への記名をします。

その他

筆文字を使うものの筆耕をします。

様々な目録の筆耕をすることもあります。

賞状書士の年収はいくら?

賞状書士の年収については完全出来高制なので一概に〇万円とは言えません。

ですので、それぞれの単価を記載しておきますね。

これぐらいの仕事量で〇円になるという目安にしていただければと思います。

賞状であれば1枚2000円~5000円程度の相場で、完全出来高制となっています。

また、日本筆耕技能協会が提示している情報によれば、熨斗紙や熨斗袋の記名は文字単価20円~30円、宛名書きであれば1枚が80円~200円。

結婚式の招待状であれば1通250円が基本料金となっています。

賞状書士としての収入は、依頼のタイミングや登録している民間団体などに所属していることなど、継続して筆耕の仕事を請け負っている場合であっても、主な収入として期待することは難しいと言えます。

賞状書士として在宅ワークをするのであれば、前述にもありますようにクラウドソーシング自発的に仕事を探すことが重要となります。

現在ではパソコンのグラフィック技術や印刷技術の発達により手書き文字の出番が少なくなっていますが、職場で依頼されることも少なくありませんので、手にしておいても損はない資格とも言えますよ。

賞状書士に必要な資格

賞状書士として活躍している人が実際に持っている資格として、賞状技法士や賞状書士、賞状書法といった名前の資格の他、書道師範の資格など、「書」に関する資格が挙げられます。

実際、私も賞状の記名をしていますが、書道の教師として塾の開校が出来る資格を持っています。

書道経験者であれば昇段試験の一環として「賞状」という試験項目を有することもあり、賞状を書く機会を得る場合もあります。

また、資格を取ろうと考えるなら、

  • 賞状技法士のレベルは準3級、3級、2級、準1級、1級の5段階
  • 賞状書士であれば1級、2級、3級の3段階

の試験があります。

どちらの資格においても1級はなかなか取れるものではありませんので、努力が必要となってきます。

自分の実力を知ってもらうためにも資格を取っておくことは大切と言えますね。

賞状書士は副業でもできる?

賞状書士として仕事をするのなら、副業がおすすめです。

主な収入として考えることが難しい反面、副業として手隙の時間に自分のスキルを活かして収入を得る方法としては在宅で出来るため最適と言えるでしょう。

賞状書士の仕事を副業として請け負う場合には、納期さえ守れば自由度が高く、比較的始めやすい仕事と言えますね。

賞状書士になるには?

資格を持っていなくても字がきれいなことで筆耕を頼まれることもありますが、実際にボールペンで書く文字がきれいでも筆では書けない人もいます。

賞状書士になるのなら、一番の近道は通信講座の賞状書士や賞状技法士を受講することです。

資格を取るために必要な学習内容を取り揃えているため、どのように書けばよいのかを的確に指導してもらえます。

たのまな、がくぶん、ユーキャンなど様々な会社から賞状書士の通信講座が開設されていますので、自分に合う講座を受講してみることをお勧めします。

おすすめの通信講座はこちらにまとめていますので、是非チェックしてみてください。

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